RPGツクールでのカットシーン制作は、UnityやUnreal Engineと比べて驚くほど簡単です。今回は基本的なカットシーンの作成方法とカメラ演出の追加方法を解説します。
1. 基本的なカットシーンの作成
RPGツクールでは、以下の基本機能を組み合わせるだけでカットシーンを作成できます:
- 文章の表示:キャラクターのセリフ
- フキダシアイコン:キャラクター頭上の感情表現
- 移動ルート:キャラクターの移動パターン設定
- 透明状態:プレイヤーキャラの一時的な非表示
UnityやUnreal Engineなどでカットシーンを作成していると、RPGツクールのフキダシアイコンや移動ルートのキャラ指定の簡潔さに驚きます。この部分は本当に洗練されてて素晴らしいです。
RPGツ クールは同人ゲームなどに利用されることが多いですが、多人数開発をする場合も、個人開発をする場合も、イベントの名前などは丁寧に設定したほうが良いです。特にゲーム開発は製作が進むほどデータが複雑化していくので、こうした小さな気配りが将来の自分を助けたりします。
カットシーンっぽくなりましたが、少し物足りないですよね?
2. カメラ演出の追加
基本機能だけでも十分なカットシーンは作れますが、カメラワークを加えることでより印象的な演出が可能になります。今回は「Galv_CamControl」プラグインを使用します。
Galv_CamControlの基本設定
- カメラをキャラクターAに向ける:
CAM EVENT 1
- カメラをキャラクターBに向ける:
CAM EVENT 2