概要
手描きアニメーションをピクセルアートに変換し、ゲーム向けスプライトシートを書き出せるデスクトップツールです。複数フレームを統一設定で一括変換でき、アニメーションプレビューやスプライトシート自動生成に対応。設定ファイルの保存・共有機能により、チーム開発での品質統一や再変換時の設定復元が容易です。
2Dゲーム開発で大量の画像素材が必要になる際、アセットストアで購入する方法もありますが、オリジナリティを追求するならキャラクターや環境オブジェクトを自作したいもの。しかし、歩行アニメーションなどをゼロからドットエディタで作画するのは至難の業で、修正にも多大な時間がかかります。
AnimSprite Pixelizerを使えば、ClipStudioなどで描いたアニメーションフレームを透過PNGとして書き出し、一括でピクセルアートに変換できます。変換後のアニメーションを確認し、問題なければスプライトシートとしてゲームに組み込むだけ。素材の量産・修正を圧倒的に効率化できます。
主な機能
2Dゲーム開発に最適化
- 複数フレーム一括変換(アニメーション原画をまとめて読み込み)
- ピクセル変換状態でのアニメーション確認(再生速度調整可能)
- スプライトシート自動生成(最大20フレーム 5x4レイアウト)
- 統一設定での品質維持(全フレームを指定ピクセルサイズに変換)
- 透過背景PNG出力(個別出力&スプライトシート出力に対応)
Web版と同等の高品質変換
- 高性能平滑化アルゴリズム(原画の色彩をできるだけ維持)
- 適応的ノイズ除去(暗い領域でも美しい仕上がり)
- 3段階のアウトライン調整(輪郭線および主線の強調レベルを調整)
- リアルタイムプレビュー(設定変更を即座に確認)
ワークフロー最適化
- ドラッグ&ドロップ対応(画像の追加・並び替えが直感的)
- 設定ファイル保存・共有(チーム開発での品質統一)
- バッチ処理機能(複数画像の一括変換)
- 多言語UI(日本語・英語完全対応)
推奨ワークフロー
- ClipStudioなどのペイントツールでアニメーションを作画
- 個別の透過PNGとして書き出す
- AnimSprite Pixelizerでドット絵に変換
- ドット化されたアニメーションを確認する
- 問題がなければスプライトシートとして書き出す
- ゲームに組み込む
変換のクセが分かってくると、それに合わせて原画側の描き込みを減らしたり、色調を単純化するなどして作画コストを削減できます。また、ゼロから1ピクセルずつドットを作画したい人も、変換したラフ絵をベースにしてAsepriteなどでドットを整理することで作業時間を大幅に短縮できます。
こんな方におすすめ
- 2Dゲーム開発者: アニメーションスプライトを効率的に作成したい方
- インディーゲーム開発者: 手描きアニメをゲームに取り込みたい方
- ピクセルアーティスト: 複数フレームを統一品質で制作したい方
- 同人ゲーム制作者: 低コストで高品質なアセットを作りたい方
サポート形式
- 入力: PNG, JPG, JPEG, GIF, BMP, WebP(主要画像形式すべて対応)
- 出力: PNG(背景透過対応)+ JSON設定ファイル
- 最大キャンバスサイズ: 1500×1500px ※これを超えるサイズは自動的にリサイズされます
- ピクセルサイズ範囲: 1-30px(用途に応じて細かく調整可能)
- スプライトシート: 5列固定グリッド、最大20フレーム対応
推奨動作環境
- Windows: 10以降(64bit)- 動作確認済み
- メモリ: 4GB以上(8GB推奨)
- CPU: Intel Core i3相当以上
- ディスク容量: 100MB以上の空き容量
変換品質について
変換精度についてはWeb版とほぼ同じロジックを採用しているため、まずはImage Pixelizer(Web版ドット絵変換ツール)をお試しください。誰でも自由に使えます。変換クオリティに満足し、2Dゲーム開発で大量のアニメーションスプライトを作画する場合は、AnimSprite Pixelizerの利用をおすすめします。
※本ソフトウェアで変換した画像は、商用・非商用を問わず様々な用途でご利用いただけます。 ※本ツールは基本的にご自身で作画したイラストの変換を想定しています。第三者の著作権物を無許可で変換・公開する行為は著作権違反となる可能性があります。