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ドット絵変換ツール AnimSpritePixelizer

手描きアニメーションをピクセルアートに変換する2Dゲーム開発者補助ツール

v1.0.1最終更新 2025/07/04

アプリ操作画面

AnimSpritePixelizerは、歩行スプライトなどゲーム用ドットアニメーションの制作工程を最適化するデスクトップアプリケーションです。複数枚の原画を共通のピクセル設定で一括変換し、統一感のあるアニメーション素材を効率的に作成できます。

変換精度についてはWeb版とほぼ同じロジックを採用しているため、まずはドット絵変換ツール(Web版)をお試しください。誰でも自由に使えます。

このデスクトップアプリは、上記の変換処理に実践的な2Dゲーム開発補助機能(複数フレーム対応・アニメーション確認・スプライトシート出力など)を付加したものです。ピクセルサイズ等の設定ファイル(.json)も書き出せるので、原画を修正して再変換する場合も設定を簡単に復元できます。


🎯 AnimSprite Pixelizerを開発した理由

変換プロセス

2Dゲーム開発では、プレイヤー・敵・環境オブジェクトなど、大量の画像素材が必要になります。これらはアセットストアで購入することもできますが、オリジナリティを追求するゲーム開発者なら「素材を自作したい」と考えるはずです。

しかし、アイテムや環境オブジェクトなど静的アセットはまだしも、プレイヤーの歩行アニメーションなどをゼロからドットエディタで作画するのは至難の業です。また修正にもかなりの時間がかかります。

変換例1

AnimSprite Pixelizerを使ったワークフローは下記の通りです。

  • ClipStudioなどのペイントツールでアニメーションを作画
  • 個別の透過pngとして書き出す
  • AnimSprite Pixelizerでドット絵に変換
  • ドット化されたアニメーションを確認する
  • 問題がなければスプライトシートとして書き出す
  • ゲームに組み込む

これにより素材の量産・修正を圧倒的に効率化することができます。変換のクセが分かってくると、それに合わせて原画側の描き込みを減らしたり、色調を単純化するなどして、作画コストを減らすこともできます。

変換例2

もちろん、ゼロから1ピクセルずつドットを作画したい人にとっても、変換したラフ絵をベースにしてAsepriteなどでドットを整理することで、作画コストを減らせるはずです。

  • 2Dゲーム開発者: アニメーションスプライトを効率的に作成したい方
  • インディーゲーム開発者: 手描きアニメをゲームに取り込みたい方
  • ピクセルアーティスト: 複数フレームを統一品質で制作したい方
  • 同人ゲーム制作者: 低コストで高品質なアセットを作りたい方

🎮 2Dゲーム開発に最適化された機能

キャラクター変換

  • 複数フレーム一括変換 (アニメーション原画をまとめて読み込み)
  • ピクセル変換状態でのアニメーション確認 (再生速度調整可能)
  • スプライトシート自動生成 (最大20フレーム 5x4レイアウト)
  • 統一設定での品質維持 (すべてのフレームが指定ピクセルサイズに変換)
  • 透過背景PNG出力 (個別出力&スプライトシート出力に対応)

🎨 Web版と同等の高品質変換

AnimSprite Pixelizerの変換ロジックはWeb版として公開しているドット絵変換ツールとほぼ同一です。誰でも無料で利用できるので、単体イラストを変換する場合は、こちらのツールを利用することをオススメします。

変換クオリティに満足 & 2Dゲーム開発で大量のアニメーションスプライトを作画する人は、AnimSprite Pixelizerの利用をオススメします。

アニメーション例

  • 高性能平滑化アルゴリズム (原画の色彩をできるだけ維持)
  • 適応的ノイズ除去 (暗い領域でも美しい仕上がり)
  • 3段階のアウトライン調整 (輪郭線および主線の強調レベルを調整)
  • リアルタイムプレビュー (設定変更を即座に確認)

⚡ ゲーム開発ワークフロー最適化

操作手順

  • ドラッグ&ドロップ対応 (画像の追加・並び替えが直感的)
  • 設定ファイル保存・共有 (チーム開発での品質統一)
  • バッチ処理機能 (複数画像の一括変換)
  • 多言語UI (日本語・英語完全対応)

サポート形式

  • 入力: PNG, JPG, JPEG, GIF, BMP, WebP(主要画像形式すべて対応)
  • 出力: PNG (背景透過対応) + JSON設定ファイル

インターフェース対応言語

  • 日本語
  • 英語

処理能力

  • 最大キャンバスサイズ: 1500×1500px ※これを超えるサイズは自動的にリサイズされます
  • ピクセルサイズ範囲: 1-30px(用途に応じて細かく調整可能)
  • スプライトシート: 5列固定グリッド、最大20フレーム対応

推奨動作環境

  • Windows: 10以降 (64bit) - 動作確認済み
  • メモリ: 4GB以上(8GB推奨)
  • CPU: Intel Core i3相当以上
  • ディスク容量: 100MB以上の空き容量

🛡️ ライセンス関連

作品の利用について

  • 本ソフトウェアで変換した画像は、商用・非商用を問わず様々な用途でご利用いただけます

著作権に関する注意

  • 本ツールは基本的にご自身で作画したイラストの変換を想定しています
  • 第三者の著作権物を無許可で変換・公開する行為は著作権違反となる可能性があります
  • 他者の作品を変換する際は、必要な許可を得てからご使用ください

禁止事項

  • アプリケーション本体の再配布は禁止です
  • アプリケーションの改変、リバースエンジニアリングは禁止です
  • アプリケーションを用いた違法行為は禁止です

アップデートについて

  • 新機能の追加やバグ修正等ができ次第、配布パッケージを更新いたします
  • アップデートは無料で提供されます
  • 最新版をご利用いただくため、配布ページから再ダウンロードしてください

バージョン履歴

v1.0.1 (2025-07-04)

  • 10言語対応(日本語、英語、中国語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、フランス語、ポーランド語、韓国語)
  • 国際的なユーザビリティ向上のためデフォルト言語を英語に変更
  • 多言語フォントサポートの強化

v1.0.0 (2025-06-27)

  • 初回リリース
  • 日本語・英語対応
  • 複数フレーム一括変換機能
  • スプライトシート自動生成機能

プライバシー・セキュリティ

  • 本アプリケーションは完全オフラインで動作します
  • 画像データや作品データが外部サーバーに送信されることは一切ありません
  • ユーザーの個人情報を収集することはありません

免責事項

本ソフトウェアの使用により生じたいかなる損害についても、開発者は責任を負いません。ご使用は自己責任でお願いいたします。


1. 画像の準備

原画
手描きアニメーションの各フレームを個別の画像ファイルで準備

2. アプリで読み込み

ドラッグ&ドロップで画像をまとめて読み込み、順序を調整

3. ピクセル化設定

  • 自動提案された最適値を使用(またはお好みで調整)
  • 出力サイズを設定(ゲーム解像度に合わせて)
  • アウトライン強度を選択

4. アニメーション確認

変換プロセス
デスクトップ版限定: ピクセル変換状態でアニメーション再生、設定を微調整

5. 出力

スプライトシート

  • 個別フレーム保存 または スプライトシート生成
  • 設定ファイルも自動で同梱

🎯 実用例・推奨設定

インポート時に画像サイズから最適なピクセルサイズが自動設定されます。そこからピクセルサイズを小さくして精度を上げましょう。サイズを小さくしすぎると元絵との差がなくなるため、適度にピクセルっぽさが残る程度に調整するのがオススメです。

あとから修正するであろう素材は、設定ファイル(.json)を書き出して、画像と一緒に保存しておきましょう。原画修正後、画像と一緒にインポートすれば、ピクセルサイズ等の設定が復元されます。「この原画、何ピクセルで書き出したんだっけ?」といったミスを防げます。

例: サンプルフォルダ ※出力画像サイズを50%にする

  • 用途: スライムの歩行モーション
  • 推奨設定: ピクセルサイズ4px、キャンバス400×400px

🎮 主要ゲームエンジンでの活用方法

Unity

個別フレームの場合:

  1. 出力したPNGファイルをAssetsフォルダにドラッグ&ドロップ
  2. Texture TypeをSpriteに変更
  3. Animation Controllerで制御

スプライトシートの場合:

  1. スプライトシートをAssetsフォルダにドラッグ&ドロップ
  2. Texture TypeをSprite (2D and UI)に変更
  3. Sprite ModeをMultipleに変更
  4. Sprite Editorを開き、Sliceボタンでフレームを自動分割
  5. Apply後、Animation Controllerで各フレームを制御

Unreal Engine

  1. スプライトシートをContent Browserにインポート
  2. Paper2D Spriteを作成
  3. PaperZDプラグインを使用してアニメーション制御
  4. Paper2D Flipbookでアニメーション作成
  5. ブループリントでアニメーション再生制御

Godot

  1. プロジェクトにPNGファイルをインポート
  2. AnimationPlayerで直接使用
  3. AnimatedTextureリソースを作成

💡 効率的な作業のコツ

画像の準備

  • 元画像は1000×1000px以下に調整(処理速度向上)
  • 背景を透明または単色にしておく
  • コントラストをはっきりさせる

設定の活用

  • 似たキャラクターは設定ファイル(JSON)を使い回し
  • プロジェクト別に設定を保存
  • チームメンバーと設定を共有

品質向上のポイント

  • ピクセルサイズは用途に応じて調整
  • アウトライン強度で印象を調整
  • プレビューで細部を確認
  • 同一キャラクターは同じ設定を使用

ショートカットキー

  • Ctrl+O: ファイル選択ダイアログを開く
  • Space: アニメーション再生/停止
  • Ctrl+S: 現在のフレームを保存
  • Ctrl+Shift+S: 全フレームを保存

📦 パッケージ内容

実行ファイル + 完全日本語マニュアル

  • AnimSprite Pixelizer.exe (メイン実行ファイル)
  • ユーザーガイド.txt (基本操作などの説明)
  • README.txt (ライセンス関連情報)

すぐに試せるサンプル素材

  • スライム移動アニメーション (4フレーム連番画像)
  • クイックスタートガイド (5分で基本操作習得)
  • サンプル画像は利用自由 (商用・非商用問わず、プロトタイプ制作等にご活用ください)

使い方のコンテンツは準備中です。

技術仕様のコンテンツは準備中です。

v1.0.12025/07/04
  • 10言語対応を実装(日本語、英語、中国語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、フランス語、ポーランド語、韓国語)
  • 多言語フォントサポートの強化
  • 国際的なユーザビリティ向上のためデフォルト言語を英語に変更
v1.0.02025/06/29
  • 初回リリース。複数フレーム一括変換、スプライトシート自動生成、アニメーション確認機能を搭載。
  • Web版と同等の高品質変換アルゴリズムを採用し、統一設定での品質保証を実現。
  • 設定ファイル保存・共有機能でチーム開発での品質統一をサポート。